本日のブログは、「アンタもヒマねえ」と言われても仕方のない
内容です。
私流の気分転換として、ちょっと書き綴ってみます。
白雪姫のクライマックス・シーン。
帰らぬ人となって棺の中で横たわる姫が、王子の接吻でよみがえり、
二人はその後いつまでも幸せに暮らしたとさ。
何となく、ロマンチックで美しいストーリーだと思っていた。
しかし先日、何気なくDVDを観返していると、実はこれはとんでもない物語では
ないのかという、重大な疑義が発生した!
王子は、みんな悲しみに暮れている葬式の真っ最中に、のん気に大声で
放歌しながら現場に参じている。
この物語がDisneyのオペラ仕立てになっていることを考慮すると、彼の立場も
理解出来ないではないが、本来であれば不謹慎極まりないところである。
さらには、こともあろうか彼は死者に平然と口づけをしている。
まさに常軌を逸した異常行動であろう。
しかも、心肺蘇生術も施されていないのというのに、姫は何故か見事に復活し、
あっという間に二人は手と手を取り合って輝かしい未来を夢見て話は終了する。
バイタル・サインのチェックもなければ、その後の経過観察措置も講じられていない。
極めて強引なストーリー展開である。
こうなってくると、王子こそ魔法使いと呼ぶにふさわしいが、
重大な事柄であるにもかかわらず、彼がこのような秘術をどのような経緯で
マスターしたのかは明らかにされていない。
非常にうさん臭い男だという印象を受ける。
さらには、本当に白雪姫が死亡していたのかも、怪しくなってくる。
実は周囲の注目、とりわけ王子の注目を引くための周到な芝居であった可能性も
否定しきれない。そうだとすれば、何とも人騒がせな人物ではある・・・。
どうも、お疲れ様でした。次回は、もう少し真面目なことを書きます。
娯楽映画をいちいち分析しながら観ていると、周囲の不評を買いますからご注意ください。