この度のゴールデンウィーク中のこと。
あるホテルの和式部屋がタコ部屋状態となっており、そこに一癖ある
怪しい面々が集結していました。
私は、夜陰に乗じてその部屋に紛れ込んでいました。
酒とタバコのにおいが充満した、超不健康な部屋でした。
医者が一杯いたんですけどねえ。
その部屋の一角では、酔った面々が人生談義で盛り上がっていました。
その場で、日頃色々な方々を指導する立場の方が、「なるほど!」とうなりたくなる
お話しを披露していました。
「私のメッセージは、いつも一緒なんです。
物事に感謝する。
そして、自分の問題は問題として受け入れて、
詫びるべき時は詫びる。
この話しをすると、『またですか』と言われちゃうんですね。
人間ってどうしても、往生際が悪くて、
何とか取り繕おうとしてあがきます。
物事を素直に認めると、底の見えない深い闇に
落ちてゆくような気がして、上に這い上がろうとする。
でも、そこで、潔く認めればいいんです。
実は、あと10cmで底に足がつくところまで
来ているんですよ。
それが分からないから、落ちないように落ちないように
踏ん張ろうとしてしまう。
思い切って、負けを認めればいいんです。
そうしたら、足が底につく。
つまり、地に足が着く。
今の自分は、一度捨ててしまうんです。
エゴを捨てるんです。
そうしたら、新しい自分になれます。
そこから、新しいスタートが始まるんですよ。」
私、こういう話が好きなんですね。
自分にも、思い当たるところがありまして。
有り難く拝聴していたのですが、
眠気の限界に達していたため、隣の部屋に
移動して寝ることにしました。
余談ながら、その後は同室者5人中の3人による
イビキ交響曲が私を力強く包み込んでくれました。
歯軋りの音も効果的に混ざって、忘れ得ぬ一夜となったのでした。
読まれた方も、お疲れ様でした。