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石の扉と木の扉

ある患者さんが、人間関係でひどく悩んでいた
時のことを例え話にして教えて下さいました。

非常に分かりやすくて、しかも文学的な表現で
感銘を受けました。
ここで、皆様とシェアしたいと思います。

長い間、ある重要人物との関係に悩んでいた。
話したいことが、全く通じなかった。

連絡路があるように見えるのだけれど、
そこに扉があって、扉はびくともしなかった。

扉は石で出来ていて、叩いても跳ね返されるばかり。
カミソリが入る隙間もなく、自分は途方に暮れていた。

本当は、木で出来ていて、隙間もあって、
押せば開くような扉であって欲しかった。

結局のところ、自分が悪いのだと思って、
自分を責めた。

気持ちを話したくなって、再び扉を
叩いてはみたが、やはり石の扉だった。

大分回り道をしているようではあるものの、
お互いの努力によって、そこにある扉は以前より
少しずつ風通しが良くなっているそうです。

こういう関係のあり方を、
私は「良い」とか「悪い」とかは申しません。

いや、修行不足のため本当はチラッと
judge していたりしないわけでも
ありませんが、
あまり意味のないことだと考えるように
なってきました。

それよりも、自分の気持ちや感情に気づくこと、
そしてそれを言葉に出来ることが、とても
素晴らしいと思います。

関係回復のプロセスを、見守りたいと思います。
by shin710Y | 2009-11-21 17:59 | 診察風景
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