あっぱれです。

ある若い患者さんです。

職場で浮いてしまい、
周囲との関係が悪くなっていました。

辛くて、涙が出る毎日でした。

これ以上、仕事を続けられるかどうか、
分からないとのことでした。

大丈夫かなあ。

私は、どうアドバイスしたのか、正確に覚えていませんが、

・やれるだけのことをやってみてごらん。
・何とか乗り越えられるかもしれないし、
 たとえ結果的に乗り越えられなくても
 この取り組みは必ず後で活きてくると思います。

とまあ、取り立てて目新しいアドバイスではないのですが、
そんなことを言ったような気がします。

なお、このような状況では、どうしても勤務継続できなくなることも
決して珍しいことではありません。

関わる側としては、どこまでもあるがままの現実を見て、
その時その時の最善の道を考えていきます。

さて、1か月後の診察では。

今日は、どんな顔して来られるかなあ。
もしかして、ダメだったかも・・・。

すると、診察の第一声は
「調子いいです」

お!
すごいじゃん!

何がどうなったのかを尋ねたところ、

「いろいろとやってみたんです」

なるほど!
で、いろいろとは?

「人の嫌がることを、自分からやるようにしたんです」
「それと、みなさんに自分から積極的に挨拶するように
したんです」
「そうしたら、だんだんと認めてもらえるようになりました」

これには、感服しました。
お若いのに、何か古風な話です。

人が嫌がることを、率先して行う。
なかなか、出来ることではありません。
人が嫌がることは、人が嫌がりますので。

その患者さんは、ニコニコしていました。
私はとても爽やかな気持ちになりました。
あらま、どうしましょ。

私も、見習いたいと思います。
本当に有難うございました。
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by shin710Y | 2015-05-11 20:22 | 診察風景
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