不安への対処 再び

仕事柄、不安の対処法をよく尋ねられます。
診察中も、この質問がとても多いです。

過去のブログにも、
いくつか不安の対処法を書いているみたいですから、
そちらもご参考にしていただければと思いますが、
今回も新たに少しまとめてみます。

不安がいっぱいになって、ワーッとなりそうだったら、
どうしたらいいですか。

はい。

第1位(ベスト)
問題の解決にフォーカスします。
「どうやったら、良くなるだろう?」と自問自答します。

何か一つでも、実行できそうなことが見つかると、
いいですね。
小さなことでも、いいのです。
千里の道も、一歩から。


第2位(ベター)
気分転換する。
問題から離れて、しばらく忘れてしまう。

妙案がわかない場合は、
音楽を聴いたり、寝たり、遊びに行ってみるのも
いいでしょう。


第3位(ワースト)
不安に没頭する。
「うまくいかなかったら、どうしよう?」という自問自答を
繰り返す。
そして、悪い事態を次々に想像してゆく。

たしかに、うまくいかないときのことも考慮しておいたほうが
いいかもしれません。

どこまで押して、どこからは撤退するのか、
あらかじめ考えておくことは賢明なことだと思います。

ただ、これも、あくまでも起こりうるマイナスな事態を最小限に
食い止めるために考えることに意味があると思います。
被害を最小化するために、失敗した場合のことも考えておく。


例えてみましょう。
これから、60分で試験問題を解くとします。

60分全部を、回答を書くことに費やせば、
少しでも多くの問題を解けるでしょう。

ところが、試験が始まったというのに
「解けなかったら、どうしようか」と30分考えてしまったら、
どうなるのでしょうか。

回答時間は、あと30分しか残っていません。
相当頭の良い人でないと、全部の問題を解けないのでは
ないでしょうか。

では、「失敗したら、どうしよう?」と50分考えていたら、
どうですか。

残り時間わずか10分で試験を解かないといけません。
その時点で、戦意喪失してしまうかもしれません。


なるべく、改善策を考えることに
時間を費やしたほうが、賢明であろうと思われます。


ここからは、少しおせっかいかもしれませんが、
特にお若い方向けに、
某・中年男性による解説を試みさせていただきます。

自分の考えだけでは、解決策が見つからない場合は、
調べてみます。

本やネットに、ヒントがあるかもしれません。
似たような事例が、載っているかもしれません。

それでも、分からなければ、
どなたか信頼できそうな人に頭を下げて、
尋ねてみるのがよいでしょう。

不十分なものでもよろしいですから、
一旦自分なりの答えを作ってみます。
状況を整理整頓します。

そのうえで、相手に尋ねると、相手も教えやすいでしょうし、
自分の問題解決力も上がります。

アポイントを取ります。
相手の許可を得ます。

そして、お会いします。

そこで、必ずしもすべての問題が解決しなくても、
自分の問題に向き合ってもらえたことや、
時間を割いてくださったことにお礼を言います。

このように、礼節を守っておけば、
次回からも快く相談に乗ってもらえるでしょう。


さて、このように色々と手を尽くしてみたものの、
それでも不安で不安で、夜も眠れず、食事ものどを通らず、
体調まで崩れてきそうであれば、
治療の対象になってくるかもしれません。
何かお薬を飲んでみたほうがいいかもしれません。

何かの参考になりましたら幸いです。

さて、前回ブログで花が咲いてきた写真を
掲載しましたが、その後花が満開になって
院内にいい匂いがプンプンしていました。
その様子をご覧いただけるとうれしいです。
では失礼します。

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by shin710Y | 2016-03-18 21:00 | こころの健康
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