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春ですね

この時期は、新年度に向けていろいろと動きがありますね。
引越しをしたり、新しいことを始めたり、大きな決断を必要としたり。

例年、岡山を離れる方々のために紹介状をせっせと書くのがこの時期です。

紹介状を書くためにカルテを読み直していると、「あんなこともあったな。
こんなこともあったな」と、思い出されます。

お顔を拝見できなくなるのは淋しいですが、これも人生の定め。
新天地でのご多幸を祈るばかりです。

貴重な経験を積ませていただいて、有難うございました。

どうぞ、お体にお気をつけてお過ごしください。
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by shin710Y | 2008-03-24 19:51 | クリニックの様子

気持ちの整理とは

整理とは、捨てることです。
では、気持ちの整理とは?

つらい感情を捨てること。ですかね。
溜まりにたまった不自然な感情を、捨てること。

では、捨てるには、どうしたらよいか。

例えが悪いような気もしますが、ひどい便秘のことを想定してみましょう。

繊維質のものを食べる、散歩をして腸の動きを良くする。
こういう穏当な手段で、すっきり排便があれば一安心。
だけど、どうやっても出なかったら?

医療行為の出番です。下剤、浣腸、摘便。
たくさん出ましたら、おめでとう。
処置してくれた看護師さんも、喜んでくれるでしょう。
「マア、こんなにたくさん出て。よかったネ」
大腸の整理、一丁上がりです。


では、気持ちを整理する場合は如何に。

感情を表現すれば、よい。

表現とは、読んで字の如く、表に現すことです。
つまり、内面の奥にあった感情を、表に出す。

まず、自分の感情を正直に感じてみましょう。感じるままに、してみましょう。
これも一つの感情表現です。
こんなことを感じていてはいけない、と思い過ぎずに。
思うだけなら、誰にも迷惑をかけません。

ただ、思い始めたらどんどん悲しくなったり、不安になったり、怒りが抑えられなく
なることもあるでしょう。
場合によっては、大混乱に。
ですから一番いいのは、早期発見、早期対応です。

モヤモヤした感情を、少しずつ言葉に出来るといいです。
これを「言語化」といっています。
日記やブログに、自分がどう感じていたのかを書いてみるのもいいでしょう。
身近な誰かに話を聞いてもらう時は、相手の協力に対して感謝の気持ちを
言葉に出されることをお勧めします。

芸術家は、作品に感情をぶつけています。スポーツで発散するのもいいです。
映画を観て、涙を流すのもいいです。演歌歌手のように、悲しみを絶唱したり。
私の場合、犬の散歩をしながら、犬に話しかけていると見せかけて実は
一人ボヤく、というのが得意技です。回りくどいやり方ですかね。

さらに、薬を上手に使うのも一法です。
ただ、お医者さんとよく相談しながらにして下さい。

診察の利点は、よそでは言えない話が出来ることです。
さっきの便秘の例えでいけば、診察は一種の浣腸・・・。
ここらへんで、この話はやめておきましょうか?
大体出し尽くしたら、スッキリです。
よかったら、一緒に後始末でも。

話が長くなりました。
辛い感情を何度でも感じてみて、表現してゆけば、その感情を捨てて減らせた
ことになるのではないか。こうして、少しずつでも気持ちの整理がついてゆく。
これが、「吹っ切れた」という状態なんじゃないでしょうか。

気を長くして、取り組んでゆきましょう。
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by shin710Y | 2008-03-14 21:04 | こころの健康

石の上にも3年

「もうちょっと、自分を好きになれるといいんだけどね」
つまらん精神科医が、こんなことを診察中に独り言のようにつぶやいたりします。

自分には、何にもいいところがない。
このように患者さんが主張します。
自分のことが、嫌いなんですね。

冒頭のセリフを聞かされて、「ああ、そうだったんだ。なるほど」と
得心してくれた患者さんを、私が見たことがあっただろうか。

よく考えてみれば、カウンセリングというものは、嫌っている自分を
好きになる取り組みと言えるでしょう。

何度でも、「自分はダメ」という気持ちを感じてゆけば、
いつかは前に踏み出せるようです。「ま、それでもいいか」という風に。
しかし、自分へのダメ出しは一種の放送禁止用語なので、封印されがちです。

「自分はダメ」と表現すると、まずい。
表現せずにおくと、苦しい。
結局、ドカーンと表現されたりして、ますます自己嫌悪に。

診察中には、いろいろな放送禁止用語が飛びかっています。
〇〇分・1本勝負みたいな感じです。

さて、ある方の場合。
自己嫌悪のオーラが立ちのぼり、「この先、どうなるんだろうか?」と
いうような状態でしたが、
3年たって随分変わられました。

「自分が好き」とまでは行かないでも、自己嫌悪は語られなくなりました。
周囲との関係も、随分と良くなっています。

ご本人の努力と、周囲の方々の支えのおかげです。

健康な自分(お日様)のまわりにこびりついていた、
病気の自分(雲や雨)が削げ落ちてきて、
中からお日様の光がポカポカと差してきました。

石の上にも3年ですなあ。もうじき春だなあ。
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by shin710Y | 2008-03-07 13:50 | こころの健康