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人間関係の第一歩

はい、お坊さんの説話のようなタイトルになりました。
今でもやってるんですかね。
どこかのお寺に電話をすると、有料で和尚さんの説法を
聞くことが出来るサービスは。

さて、前回に続いて人間関係のお話しです。
私もこの分野で苦労してきましたので、勉強したことを
少しご紹介いたしたいと思います。


人間関係の第一歩とは。
我ながら、なかなか興味をそそるテーマではないでしょうか。

人との関係の前に、まず大切な関係があります。

それは、自分自身との関係です。


自分の良さと悪さを受け入れていればいるほど、
他者の良さと悪さも受け入れられる。

自分の悪さを肯定できない場合は、
自分の良さも肯定できなくなることがある。

自分の悪さを拒絶して、それを根絶しようとすると、
そいつはかえって暴れまわろうとする。

自分の悪さに対して、「ああ、君はそこにいるんだね。
君の言いたいことも尤もだね。その気持ちはわかるよ」と
受け入れれば、自分の悪さはおとなしくなって、そのうちどこかに
消えてしまうこともある。

何度かお伝えしましたが、感情にはもともといい感情も悪い感情もない。
自然な感情があるだけです。
自然な感情を抑圧しすぎると、不自然な感情が生まれる。
こうなると、弊害が生じる。

便宜上、いい感情と悪い感情に分けてみますが、
いい感情だって、押さえ込みすぎるとあまりいいことにはなりません。

本当は楽しいのに、楽しいと思ってはいけない。
本当は嬉しいのに、嬉しいと思ってはいけない。

段々と、自分が苦しくなってくるでしょう。

もちろん、自分の内面を、人様に対してバカ正直に全部
さらけ出す必要はありません。

そこは、相手への配慮も必要です。

ただ、外部に対して自分の感情をどのように表現するかを考える前に、
自分が実際どのように感じているのか。
これを感じてみては如何でしょうか。

今の自分を知って、これを受け入れる。
つまり、自分の現在位置を知る。

次に、自分の考えをどう表現するかに想いをめぐらす。
つまり、自分の目的地を明らかにしてゆく。

自分との関係が、出発点なのです。
有難うございました。
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by shin710Y | 2009-04-25 18:32 | こころの健康

関係の改善は、症状の改善を生む

身近な人との人間関係がうまく行かず、症状が出ることは非常に多いことです。

言いたいことはあるものの、相手の反応が予測できて、
それを考えると結局何も言えなくなる。
あるいは、言ってみたものの、好意的な反応は返ってこなかった。

そして、フラストレーションはたまってゆく。
ついに、心身の不調を来たすレベルにまで達してしまう。

ストレスがたまると、自律神経系、ホルモン系(内分泌系)、免疫系の
どこかにボロが出ると言われています。

心の健康も、よろしくない状態へと変化してゆく。

それでも、まだ我慢し続ける。
言いたいことは言えない。

問題の核心に触れることについては言えずじまいだが、
大なり小なりお互いの関係がギクシャクしてきて、
別の些細なことで衝突することもある。

苦しいですよ。

手をこまねいていると、さらに悪化してゆくこともあります。

どこかで、こちらの行動パターンを変更できると、この苦境を改善できる
ことがあります。

どのような行動や発想がいいのか、少しご紹介いたします。

(1)
以前少し触れました、アサーティブな方法で表現してみられては
如何でしょうか。
相手を十分に立てて、あるいは相手に感謝して、その後に自分の考えを
穏やかに伝えるという方法です。
相手の方に、このようなお手紙を書かれたことでお互いの関係が改善し、
症状が良くなった方がおられます。

アサーティブにつきましては私とて少々カジッた知識に過ぎませんので、
是非色々と調べていただければと思います。

(2)
今度は、(1)とは打って変わったパターンです。
言おうか言わまいか迷いに迷ったけれども、もう我慢できなくなって
とうとうドカンと言っちゃった。
こういう場合もあり、かな(やっぱり、やんわりと言った方がいいですね)。

自分は、そのようなことはもうこれ以上、受け入れられない。
そのように、宣言するわけです。

自尊心を取り戻すのです。
相手を尊重するが如く、自分自身を尊重する。

こうして、お互いの関係が健全になるケースがあります。
すると、フラストレーションは消えて、症状も改善する。

(3)
「苦しい、不運だ」としか思えない状況に、何とかして肯定的な意味を見出す。
例えば、これは自分を飛躍させてくれる状況を周囲が作ってくれているのだ、とか。

これは、上級編です。極意と言ってもいいでしょう。
広い世の中には、ついにこういう発想が出来るレベルに到達した人もいるようです。


いずれにしても、苦しくなればなるほど、「何とかしたい」と思わざるを
得なくなり、答えを見つけ出そうとして必死になれることがあります。


関係の改善→相互理解→緊張の緩和→ストレスの軽減→症状の改善

さらには、症状の改善→行動力の改善→パフォーマンスの向上→いい結果
となり、好循環が生み出されてゆくことも夢ではありません。

学生時代から、人生談義とかが好きでしたので、ややもすればこういう
話になってしまうんですね。

症状は、ある原因による結果であり、結果としての症状に対して必要に応じ
薬を使っています。
症状が強い時には、薬を使って状態を改善したほうがよいことがあるのは
言うまでもありません。
それと同時に、もし人間関係の問題が病気や症状の原因として考えられる
場合は、その問題についても取り組んでゆくべきです。
実は、当院の診察では投薬なしで精神療法だけ、という患者さんも毎日
かならずいらっしゃいます。
手間ひまはかかります。
我ながら少し呆れる診療スタイルですが、これが好きなんです。
ですから、一日があっという間に終わります。

一方、日本の医療事情では診察時間にも限りがありますので、皆様にとって
一番大切な話しから効率よくお話しをさせていただきたいと考えております。
歯医者さんでも、一遍に全部の歯を治療出来ないのと同様、複数の問題が
ある場合は次回に持ち越しということになりますので、ご理解いただければ
幸いです。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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by shin710Y | 2009-04-14 20:02 | こころの健康

ナイスです。

ブログをもっと書いて下さい、と応援してくださる方が
いらっしゃいます。
有難うございます。

先日、面白いことがありました。

「マイスリー」という、睡眠薬があります。


そのお薬のことを、勘違いして
「スマイリー」と呼んでいる方がいらっしゃいました。

いい性格をされてますね。

昔、「ダッグアウト」というレストランのことを
「ドッグハウス」と言っている同級生がいましたが。

人間は、勘違いすることがある存在だという話しでした。
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by shin710Y | 2009-04-06 14:14 | 日記