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排尿から学ぶ健康管理のメカニズム

紳士淑女のみなさま。
本日はいきなりシモネタ風の話になりまして
大変失礼をいたします。

排尿とは。
体内で利用価値のなくなった老廃物が蓄積した時、
体外に排出する生理現象です。

尿は、自動的に、出て行きます。
例え気を失っていても、出てゆきます。
何の、努力もいりません。
出さないように踏ん張ることには、努力が必要です。
力を抜いてリラックスすればするほど、うまく出てゆきます。
うまく出せないときは、病気として治療対象になるでしょう。

これは、尿という目に見える形のあるものなので、
これでよかったのだと子どもにも理解できます。
排尿したことで不安になる人はいません。
排尿は、病的なことではなく、生理的なこと、健康な現象だと
理解されています。

このまま、失礼して汚いお話しを継続します。

汚いオシッコが出れば出るほど、
その分体内の汚れが減ったことになります。
だとすると、便もたくさん出れば出るほど、
体がきれいになったことになります。

では、目ヤニや鼻水、痰は。
やはり、出れば出るほど、体内の汚れが抜けて
綺麗になったことになりませんか。
汗もしかり。

ただ、汗はともかく、鼻水や痰が出ることは
異常現象、病気の症状だということになっています。
たしかに注意が必要です。
注意が必要ではありますが、一概に悪いことだとは言えないと
思います。

辛く、うっとうしく、苦しい現象ではありますが、
苦しんだだけの効能もあるということです。

病気であれば正確に診断して対処したうえで、これらの
排泄現象を自分の我慢の出来る範囲で、都合のつく範囲で、
そのまま放置して悪い物を出せるだけ出すことを試みることは
価値あることだと考えています。

さて、「疲れを出す」という表現があります。
色々大変な想いをされている方に対して
「お疲れが出ませんように」を言って気遣います。

ですが、もし、体内で「疲れ」という目に見えない老廃物が蓄積した時、
これをいつまでも体内に保存しておくとどうなるでしょうか。
内臓その他に、重大なダメージが加わってしまうのではないでしょうか。

ですから、疲れも一定レベル以上に蓄積したら、体外に排出してゆかないと
健康を維持できなくなると思います。

疲れは、外に出さないと、健康を維持できない。
丁度、尿や便を外に出さないと、健康を維持できないのと同じです。
疲れを出さないように踏ん張るためには、努力が必要です。
努力をやめれば、疲れは自動的に出て行きます。
疲れを解消するためには、疲れを外へ出す必要があるという
ことになります。

「疲れが出ませんように」というのはやはり美しい表現であり、
相手への思いやりです。

これを私なりに注釈しますと、
「疲れをため込みすぎて、どうにもならないところまでため込んでしまって、
限界を超えてしまったために噴出してしまうような事態にならないことを
祈っています」ということになるでしょう。

そこで、普段から早め早めに上手に疲労をうまく排出して
解消できていれば、
疲労が重大なレベルまで蓄積して噴出しなくても済むと思います。

おしっこが外へ出たら安心してもよいように、
疲れを出せたら安心してもいいのです。
ため込んでため込んで、あとで大変なことになるよりは
はるかにいいでしょう。

ただ、その際気をつけるべき点があります。

尿がたまったら、出さないと落ち着きませんが、
時と場所を選ぶ必要があります。
授業中に、自分の席に座ったまま出すと、問題があります。
そうではなくて、休憩時間になったら、トイレで出せばいいのです。

疲れを出すにも、適切な時と場所があります。
休憩時間に、適切な場所で、出せばいいのではないかと思います。

例えば。

夜は寝室で、しっかりと眠りましょう。
日中は、タイミングよく休憩を取って、頭と体を休めましょう。
ちょっと体操するのも有効です。
深呼吸して全身に酸素を供給して、水分も適切に取りましょう。
お風呂にも、なるべく入りましょう。
あるいは、温泉に行って湯治をしてみるとか。

自分なりのリラックス法を開発しましょう。
リラックスできれば、疲れが勝手に出てゆきます。
リラックスすることを上達させることが、健康度を高める
一つの要素です。

色々と工夫してみられることをお勧めします。

それでもなお、なかなか状況が厳しく、解決策が見当たらない場合は、
個別相談に乗らせていただいております。

何か問題を抱えている場合は、その問題の解決策を考えていく
必要がありますし、
その問題や状況の受け取り方、認識の仕方を検討し直した方が
いい場合もあります。

個人の努力だけではこれ以上の進展がみられないようであれば、
他者への働きかけや組織的な取り組みも必要となります。

私は医師ですので、守備範囲は健康管理に関する事柄であり、
例えば借金問題や反社会的な問題となりますと
診察室で直接解決することは出来かねますが、
何かお役に立てることがありましたら幸いです。
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by shin710Y | 2012-05-19 19:48 | 日記