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温熱治療と、健康法

温熱治療を、無事開始しました。
すでに、30人以上の方にご利用いただきました。
なかなか、お喜びいただけているようで、安心しております。

さて前回のブログで、温熱治療の概略をご紹介しましたが、
今回は、温熱治療の理論を独自の視点でご説明いたします。

健康になるための方法を、ごく単純に考えてみます。
以下の文章は、あくまで私の個人的考えであって、
医学的定説でもなんでもありませんので、その点を
ご了解ください。

唐突ですが、我々人間は、地球上の生物の一種です。
そこで、他の生物がどのようにして元気に過ごしているかを
観察すると、参考になることがあると思います。

植物の場合は

「太陽光 + きれいな水と空気 + いい土壌」

がそろえば、繁殖します。
これは、事実です。

むずかしい生物学理論はいりません。

ここで、太陽光=温熱パワーであり、
さらに単純化すると
「火のエネルギー」に相当します。

「火 + 水と空気 + 土 = 健康」

もっと単純化すると
「火 + 水 + 土 = 健康」

そこで、人間も同じように、上記の3要素がそろえば
元気になりやすいと考えています。

火=温熱エネルギー
水=きれいな水分
土=よい食事

当院でご提供する温熱治療は、「火」に該当します。

火の要素で、人体を温めます。

すると、細胞の中のミトコンドリアで
ATPというエネルギー分子が効率的に作られて、
エネルギーが増します。

外から火のエネルギーが注入されると、
その分だけ元気が出ます。

我々は通常食事などからエネルギーを作り出していますが、
そこへ温熱エネルギーを加えると、エネルギーの量を
増やせます。

疲労回復に、役立つことと思われます。
温泉につかると、疲れが取れますが、それと同じことです。

当院の温熱治療は「乾いたサウナ」、
あるいは「岩盤浴温泉気分」という感じです。

夏場になれば、温度を下げてご利用いただけます(夏モード)。
冬設定と夏設定とがありまして、夏は冬より
15~20度ほど下げて治療します。

夏場はついつい冷たい飲み物を飲んだりしますので、
案外と内臓が冷えて弱っている場合があります。
そこで、夏設定での温熱治療に意義が出てきます。
冷房病のかたには、なおさら有効です。

夏場でも、温泉やサウナ、銭湯に入れば、
スッキリ・サッパリするのと同じです。

さて、健康になるためには、健康的な生活習慣を維持することが
大切であることは、どなたも御存じのことでしょう。

ただ、良い健康習慣のことは知っていても、
それが実行に移せないことがあると思います。

わかってはいるのだけれど、実行するだけの元気が、
なかなか出せない。
一歩踏み出すための、とっかかりが、ない。

そこで、温熱エネルギーの力を借りて、スイッチを入れる。
外から力を頂戴して、一歩踏み出す。

こうして、あなたの健康生活を応援したいと思います。

温熱治療は、「体のケア」であると同時に、
「心のケア」にもなると思います。
体がほぐれて、ちょっと元気になれば、
心へもいい影響があるでしょう。

確かに、温熱治療を受けに行くだけの元気や労力が
必要にはなるのですが、
まずは当院に普通に受診された時など、通常の治療の後で
温熱治療を受けていただくことが可能です。

なお、食事や水は、毎日とる必要があるのと同様に、
温熱エネルギーも、頻繁に取り入れるのが理想的ではあります。
ただ、なかなかそういうわけにもいかないでしょう。

そこで、ご自宅で出来ることといえば、
入浴されることが温熱療法にもなります。
シャワー浴で済ませるのではなく、
しっかりと湯船につかることが大切です。

ついでに申し上げますと、
「火」というのは、情熱とかやる気、積極性、主体性に
つながってくると思っています。

最後に、火・水・土の他の二つの要素についても、
簡単に触れておきましょう。

水の要素=きれいな水を飲めば、いいのです。

土の要素=いいお食事をとる、ということです。

食物や水は心に大きな影響を及ぼします。
なぜなら、食べたり飲んだりするものは
すべて血液中に吸収されて循環し、
それによって神経系統が養われているからです。

色々と書きましたが、まずはできるところから、
何か1点だけでも改善できるとよいでしょう。

以上、温熱治療と健康法について、当院の考えを
ご紹介しました。
# by shin710Y | 2015-04-13 19:19 | クリニックの様子

温熱治療のご紹介

当院で4月半ばまでに、温熱治療器を
導入します。

温熱治療は、整形外科やリハビリテーション科などで
物理療法の一環として取り入れられていることがありますが、
治療器メーカーによれば心療内科では前例がないとのことです。

そこで、簡単に温熱治療のことをご紹介します。

【当院における温熱治療の位置づけ】

心療内科における通常の薬物療法と精神療法を
補う形での、補完的な治療として位置付けています。

疲れた体をケアします。

そもそも心と体は、お互いに影響しあっています。

心の緊張や不安、ストレスが、体の症状を
引き起こしている場合は多いですし、
逆に体がゆったりすると、精神的にも落ち着いてきます。

そこで、体からのアプローチとして、
温熱治療を取り入れることとしました。

【温熱治療器とは】

遠赤外線により体の深部を温めて、血管を拡張して血行を改善させます。
細胞の活性化、自律神経の調整、リラックス、新陳代謝の促進、
鎮痛作用、老廃物の排泄促進などの効果があります。
仰向けに寝た状態か、座った状態で治療を受けます。

【温熱治療の適応】

疲労感、肩こり、腰痛、背部痛、筋肉痛、冷え性、更年期障害
夏場の冷房病、動脈硬化、肥満など。

【当院の温熱治療の禁忌】

当院に来院される方で、禁忌(絶対にダメな場合)に該当にする方は
少ないと思われます。

身体的急性疾患(特に炎症性のもの)、強度の身体衰弱、結核、
慢性腎炎および委縮腎、外傷、細菌性疾患、熱性疾患、
妊婦(座浴は可)、および医師から入浴や運動を禁止されている方。

また、体内に埋め込み金属のある方(人工関節)は不可ですが、
ペースメーカーの患者さんは座浴で短時間なら対応可能です。

【よくあるご質問】

Q1 1回の治療にかかる時間はどのくらいですか?
 →7分~10分程度です。

Q2 どのような服装で治療しますか?
 →着の身着のままで大丈夫です。
  ただ、上着は脱がれたほうがよいでしょう。
  それと、衣類は自然素材のものが一番心地よいです。

Q3 汗びっしょりになりませんか?
 →湿度の制御を行なっているため、汗が出てもすぐに乾いてしまいます。

Q4 ベルトなど、体外の金属は大丈夫ですか?
 →そのままでOKです。はずす必要はありません。

Q5 遠赤外線治療で、日焼けしませんか?
 →例えば、女性でスカートの場合でも、日焼けはしません。
   どうしてもご不安なら、タオルをかけて使用すればよいでしょう。

Q6 夏場は不要なのでは?
 →夏モードで、温度を下げてご利用いただけます。
   冬モードと夏モードとがありまして、夏は冬より
   15~20度ほど下げて治療します。

   夏場は冷たい飲み物をよく飲んだりしますので、案外と
   内臓が冷えて弱っている場合があります。
   そこで、夏設定での温熱治療に意義が出てきます。
   冷房病のかたは、冬モードでもいいくらいです。

Q7 何か、健康被害の報告がありますか?
 →開発されて30年以上の歴史があり、そのような報告はありません。

Q8 保険が利きますか?
 →保険適用です。

Q9 ちなみに治療費はどのくらいですか?
 →3割負担として、通常の診療費(初診料や再診料など)に
   110円ほど加わります。
   精神療法なし、薬の処方もなしで温熱治療のみの受診ですと、
   3割負担で再診の場合、トータルで330円です。
   ただ、土曜の午後などは、再診料に時間外加算がつきます。

以上、簡単ですが温熱治療についてご紹介いたしました。
# by shin710Y | 2015-04-07 14:14 | クリニックの様子

増築が一通り終了しました。

今夜(2015.4.2)、おかげをもちまして
診療所の増築がほぼ終了しました。

残すは、温熱治療器の搬入程度です。

工事中に来院された方には
何かとご不便をおかけしましたことを
お詫びいたしますとともに、
ご容赦いただきまして誠に有難うございました。

今までと比べますと、
ざっと2倍くらいの広さになりました。

微力ではありますが、
より一層皆様のお役にたてますよう、
精進いたします。

どうぞよろしくお願い致します。
# by shin710Y | 2015-04-02 22:44 | クリニックの様子

心理士さん1名を募集します。

当院は、ただ今増築中ですが、その目的の一つが心理士を雇うことです。
あまり大きな冒険はできませんので、まず1名、パートで雇います。

これまで私一人で精神療法を含む治療を行ってきましたが、
一人の人間に出来ることには限界があります。

そこで、看護師にも少しずつ診療を補助してもらっていますが、
以前から心理士がひとりいるといいなと思っておりました。
診療を医師一人に集中させず、必要に応じて手分けをして患者さんに対応した方が、
よりよい診療を行えるのではと考えるからです。

ところが、当院には心理室として使えるスペースがありませんでした。
心理士を一人雇うには、必然的に増築するしかない。

奇跡的に、開業して10年間、隣のテナントがずーっと空いている。
これを使えないかな。チラチラ、意識はしてきました。

しかし、増築すると言っても、テナント同士を隔てる壁がある。
壁の向こうにドーンと心理室をひとつ作っても、動線が悪いし、
陸の孤島で患者さんが不安になるかもしれない。
心理士さんもやりづらいだろう。

職員を増員して、しかも増築するというのは、なかなか大変なのです。
立派な医院や大きな病院の院長先生からすれば、何ということもないかもしれませんが、
私にとっては開業以来の冒険です。
何がどう冒険なのか。理由は一つではありません。
ご想像におまかせします。

しかも、増員するといっても、心理士の場合は、ちょっとマニュアルを読んでもらって、
あとは任した、というわけにはいきません。とてもとても、簡単な仕事ではありません。

雇う側にも、きちんと育成する覚悟が要ります。
今まで通りの体制の方が、かえって手間暇かけずにすむかもしれません。

職員を増員し、設備を増やしつつ、しかも患者さんの負担にならないような費用で
より良い診療を提供できないものか。
ここ何年も、こんな風に延々と堂々巡りをしながら、考えあぐねていました。
ところが・・・。

去年の11月頃です。
自分でも不思議なくらいに、「やってやろう!」と思い立ちました。

増築するもう一つの理由は、ある物理療法器を設置したくなったものの、
その器械を置くスペースが、やはり当院になかったことです。
その物理療法器とは、「温熱治療器」です。

温熱治療器を設置するなら、増築するしかない。
これで決まりました。

ちなみに、メンタルクリニックで温熱治療を正式に行うのは、
当院が日本初かもしれません。
温熱治療器については、別の機会にご説明いたします。

これからは、医師による精神療法だけでなく、
心理士を雇って心理士によるカウンセリングも適宜行い、
治療の補助として温熱治療も行うぞ。
しかも、いずれも保険診療の枠組みの中で行う、ということで。
これで、私の追及してきたナチュラルな治療体系に、一歩近づけることになる。

そう考えたら、一気に気分が盛り上がってしまいました。
そこからは、開業した時のように、何かとあわただしくなっています。

幸い、隣のテナントとの間の壁は、はずせることが分かりました。
壁に張っているクロスを、上手に切り取る技術が必要ですが、
そこは信頼に足る職人さんにすべてお任せするだけです。

隣の増築が一通り終わったら、
最後に壁をぶちぬいて既存部分と一体化させます。
これで少し、待合室も広くなります。

私の究極の理想的治療は、お薬なしで、病前よりも元気になってもらうことです。
現に、お薬なしでの診療も行っていますが、まだまだ一部の方に可能なだけです。
今はまだ、夢のような段階にすぎず、
私が生きている間に実現するかどうか、分かりません。
しかし、この夢は追及していきたいと思っています。
その第一歩が、今回の増築であり、心理士の募集です。

プロジェクトはもうスタートしましたので、あとは悩んでいる暇はありません。
必ず患者さんのお役にたてるように、ひたすら行動し続けるだけです。

では、肝心の心理士募集は、どんな募集を出すのか。
それを書こうと思って、この文章を作り始めたのですが、
その前に私のやりたい診療と、私の想いを書き連ねてしまいました。
夜が更けたので、また明日以降に絞り込んでいきましょう。

早急に募集をかけたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願い致します。
# by shin710Y | 2015-03-12 00:24 | クリニックの様子

クリニック増築します

おかげさまをもちまして、当院は開院10年少したちました。
誠に有難うございます。

何となく手狭になってまいりましたので、
ここで少し増築することとしました。

隣のテナントがずっと空いているので、いつかは
使わせてもらえるといいなと前々から思っていました。

本日3月4日より、工事を開始しております。
工期は約1か月間です。

工事に伴いまして、どうしても工事音が
発生します。
静かな時と、そうでない時と、かなりの落差が
ございます。

来院される方には当面の間ご迷惑をおかけしますが、
4月上旬ころまでご容赦いただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。
# by shin710Y | 2015-03-04 13:44 | クリニックの様子

人生相談と、診察・治療の違い

誰かとの関係が悪く、今とても悩んでいて、苦しいとします。

実際に、人間関係の悩みは、職場のストレスとして最も多いものです。
そのため、人間関係の悩みや苦しみが診察場面で取り上げられることは多いです。

そこで、
「そういうのは人生相談であって、診察とか治療とかとは違うのではないですか」
というご質問を時々受けます。

人生相談と、診察・治療の違いは、次の3点に集約できます。


① 診察では、医学的な見立てがあります。

診察では、その人の苦しみの度合いを見立てて、その度合いに応じた対応をします。

一般の人生相談では、病気の診断は出来ません。
もっぱら個人的な体験に基づいたアドバイスに限定されると思われます。

人間関係の苦しみは程度によって、次の3段階に分類できると考えています。

苦しいが、健康なレベル

健康と病気の中間レベル

病気レベル

どのレベルの問題なのか、それをご一緒に検討して、
当方の見立てをお伝えします。

どのレベルの問題であっても、ご来院いただいた以上は、
当院として出来ることをさせていただきます。

健康なレベルであれば、例えば今後病気を予防するために
気をつけていただく点についてのアドバイスを行います。

今の自分の苦しみが、うつ病というほどには至っていないと分かって
安心される場合もあります。

逆に、今の苦しみは治療対象となる病気の症状だと分かり、
対応の方向性が見えて安心される場合もあります。


② 診察には、一定の「型」があります。

(ⅰ)診察は、明らかな目標をもって取り組みます。

・今お困りの人間関係に対処する方法をご一緒に見つけていくことで、
 症状を和らげていくことを目標とします。

・特に重要と思われる問題について、絞り込んでいきます。

・過去の問題ではなく、現在起こっている問題に優先的に取り組みます。

・患者さんご自身が生活の場でよりよく対処できるように、
 サポートさせていただきます。


(ⅱ)次に、診察の流れについて、型があります。

何となく、お話をお聞きすることはありません。

お話をお聞きして情報を集める

問題を整理して、絞り込んでいく
(診断と、病気の程度も見立てていく)

問題への対応策を、ご一緒に考える

対応策を実行してみる

その結果を検証する

必要に応じて、軌道修正していく


(ⅲ)最後に、お話の聴き方にも、型があります。

相談者の心を開いて頂けるように、共感しながらお聞きします。

次に、適宜こちらからも質問し、話の焦点からそれていかないように、
誘導していきます。

また、相談者の視野を広げるために、
認知療法などの心理療法の要素も取り入れながら、お話をお聞きします。


③ 診察には、医学的・心理学的な説明やアドバイスがあります。

睡眠や食事、運動に関して、助言します。
病気と診断されれば、その病気の特徴について、ご説明します。

人とのコミュニケーションの取り方について、
心理学の知識にもとづいた助言も可能です。

もちろん、お薬を使う場合は、お薬に関する説明も行います。


以上をまとめますと、診察では単なる相談と違い、
①見立てがあり、②型があり、③医学的な説明やアドバイスがある、
ということになります。
# by shin710Y | 2015-02-13 20:29 | こころの健康

通常の悩みや人生の苦しみと、病気の症状との違い

人生に、悩みや苦しみはつきものです。
健康な人にも、不安や恐怖はあります。

「トム・ソーヤーの冒険」の著者、マーク・トウェインはこう言いました。

「勇気とは恐怖への抵抗であり、恐怖に打ち勝つことである。
恐怖がないことではない」

誰しも、時には悲しみやショック、心配などで、
なかなか気持ちの整理がつかないこともあると思います。

あるいは、食事がのどを通らない(食欲の低下)、
眠れない夜を過ごす(不眠)、全身がだるい(全身倦怠感)などの、
体の症状を伴うかもしれません。

このような心身ともに辛い状態を来していても、
それが一過性であるならば、まあ健康と言えるでしょう。

今は正直しんどいのだけれども、
そのうちまた何とかなるのかなと思えていて、
食欲や睡眠などの体調が普通で、
仕事や家事、勉強が大体こなせていれば、
必ずしも治療の必要性はないでしょう。

しかし、苦しい期間が少し長引いている、
あるいは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、
どうもすっきりとしない状態が続いている場合は、
健康と病気の中間、
いわゆるグレー・ゾーンに入っている可能性があります。

この段階ですと、自然に軽快していく可能性もありますが、
そうとも限りません。
医療機関に受診されるのも一つの方法です。

その際は、心療内科や精神科ではなく、体調の問題を気にされて、
内科や整形外科、脳神経外科、婦人科に受診される方が多いようです。
心療内科でも、もちろんお役立てできることがあります。

一方で、明らかな病的症状というものもあります。

例えば、気分がゆううつな場合、
これがほとんど毎日、一日中、2週間以上も持続しているとなると、
うつ病である可能性があります。

健康な人が経験している不安も、
度を越して行くと、病的な不安へと発展していきます。

正常な不安ではない、病的な不安とは、次のような場合をさします。

・特に理由もないのに、強い不安がある。
・パニックなどの、心がかき乱されるような激しい不安がある。
・不安が一時的ではなく、予想をはるかに超えて長く続く。
・動悸や呼吸困難、震えやしびれなどの、不快な身体的症状を伴っている。
・生活に大きな悪影響がある。

これらの点がたくさん当てはまれば当てはまるほど、
病気の症状と言えるでしょう。

つまり、あなたが心配されている症状が、
ある病気の症状の記載(特に厚生労働省や医療機関のサイトの記載)と
同じであるだけではなく、
その症状の程度が強く、長く、生活に悪影響があり、行動力を落としている場合、
病気の症状である可能性が高くなっていきます。

このような段階であれば、心療内科や精神科の門をたたかれることを
お勧めします。

自分が結局どのような段階なのか分かりにくい場合も、
一度受診されるのもいいかもしれません。

基本的に、お一人お一人のご判断にお任せしております。
# by shin710Y | 2015-02-06 20:28 | こころの健康

自分は健康なのか、病気なのか

当院では、主にICD-10という、国際疾病分類に基づいて診断を行います。
公な診断書を書く場合、ICD-10に則って書く必要があるためです。
なお、ICD-10とは、世界保健機関(WHO)が作った分類です。

さて、実際に病気かどうかは、診断基準に当てはまるかどうか、
という単純な問題ではないと、考えられます。

理由の一つは、正常な場合でも一時的に病気の診断基準を
満たしてしまうことがあることです。

例えば、突然の別れや不運、人生の過酷な試練に際して、
当分のあいだ悲しみや落ち込み、不眠、食欲の低下をきたすことなどは、
誰にでも起こりうることです。
ごく自然なこととして、しばらく様子を見ていれば
次第に落ち着いてくることもあるでしょう。

しかし、診断チェックリストをみたところ病気に該当するということで、
すぐに治療を開始した場合、余計なお節介になるのかもしれません。
難しいところです。

もう一つの理由は、必ずしも診断基準を満たしていなくても、
治療を開始した方がよい場合もあることです。

例えば、忍耐力が強く、少々のことでは音を上げないタイプの人は、
症状をほとんど自覚していない場合があります。
この際、そのまま放置していると瀬戸際に追い詰められてしまい、
いつか破綻をきたしてしまうことがあるかもしれません。

このように、心の病であるかどうかは、
診断基準に合致しているかどうかだけでは判断できない面があります。

以上をまとめると、二つの問題に集約できます。
①病気でないものを、病気にしてしまっている問題(過剰診断)
②病気が病気として、きちんとみなされていない問題(見落とし)

さらに、健康と病気は連続的なもので、両者の中間にグレーゾーン
(白でも黒でもない、灰色)がある、ということもご理解いただきたいと思います。
東洋医学にある「未病」という考え方が、この灰色部分を表しています。

健康 ⇔ 未病(グレーゾーン) ⇔ 病気

この灰色部分にしても、かなり健康に近い場合もあれば、
病気のほんの一歩手前という場合もあるでしょう。
これらを短時間で正確に見分けることは、なかなか難しいことです。
慎重な判断が必要です。

心の病の診断に関しては、ICD-10のほかに
DSM-5という診断分類があります。
これは「精神疾患の診断と統計マニュアル 第5版」のことで、
アメリカ精神医学会が作った診断分類です。

これは、診断と統計の「マニュアル」だと、はっきり書いてあります。
ここが重要です。

一般的にマニュアルというものは、
物事を整理整頓するうえでとても役に立つものです。

ちなみに、当院でも職員用のマニュアルを
長年かけて手分けして作ってきましたが、
なかなか手間のかかる作業です。

いわんや、DSM-5においておや。

一方、マニュアルもそれ自体で万能ではありません。

マニュアル通りに仕事をしても、
実際の仕事では解決困難なことがたくさんあります。

つまり、マニュアルというものはバイブルではなく、
むしろ土台となる知識にすぎません。

マニュアルは、必要なものであり非常に有難いものではあるが、
それだけで十分なものではない。

こういう点に注意しながら、情報を集め、
病気なのかどうかを見極めていく必要があると
考えています。

参考になさってください。
# by shin710Y | 2015-01-26 18:23 | こころの健康

トイレ工事終了しました。

本日12月20日(土)、
当院が入居しているビル5Fのトイレ工事が
無事終了いたしました。

昭和レトロのトイレから、
平成26年式のウォッシュレットに昇格しております。

つい先ほど、おごそかに
昇格祭を執行いたしました(冗談です)。

工事中は、来院された方々にご迷惑をおかけしました。

今後は、どうぞ5Fのトイレを、
ふるってご利用ください。

よろしくお願いいたします。
# by shin710Y | 2014-12-20 17:30 | クリニックの様子

トイレ工事が始まります

当院はビル診療であり、ビルの5階に入居しています。

開業して10年になったのですが、
ビルのトイレがこのたび悲願の洋式ウォッシュレットに
改装されます。

改装工事は、
12月7日(日)~21日(日)です。

この間、5階のトイレは使えません。

来院される方には申し訳ありませんが、
ビルの上下の階のトイレをご利用いただきますよう、
お願いいたします。

何卒よろしくお願い申し上げます。
# by shin710Y | 2014-12-04 20:08 | クリニックの様子